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MIKUNI
東尋坊
海食によって荒々しくカットされた、さまざまな岩肌。約1キロも続き、絶壁に日本海の荒波が打ち寄せるさまは、実に豪快。これほど巨大な輝石安山岩の柱状節理(五角形、六角形の柱状の岩石の集まり)は、地質学的にも貴重で、国の天然記念物に指定されています。日本ではここ一ヵ所だけで、世界にも三カ所しかありません。
冬の東尋坊の厳しさを象徴するのは「波の花」です。くだけた波が、シャボンの泡のようになって岩礁の間にたまり、それが再び烈風に吹きちぎられて舞い上るさまは、壮絶な自然の営みを強く感じさせます。
雌鳥
約1,200万年前に噴出した輝石安山岩の岩石島です。越前海岸で一番大きく、標高27メートル、周囲2キロ。土地の人は昔から「神の島」とあがめています。224メートルの朱塗りの大橋を渡り、78段の石段を上ると、伝説とロマンに満ちた神秘的雰囲気。大湊神社に礼拝したら、約1キロの遊歩道がおすすめ。暖帯性樹林のヤブニッケイやタブ、樹齢100年を越える大木、東尋坊とはまた違った海食の崖など次々と目を楽しませます。清水が出る「瓜割の水」蜂の巣岩の奇観なども見逃せません。

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FOOD
らっきょう
三国の特産物で、広く知れわたっているのが「花らっきょう」。三里浜の丘は、晩秋の訪れとともにいかにも可れんな薄紅色のらっきょうの花で埋まります。小粒で宝石のような三国のらっきょうはお土産としても喜ばれます。
越前ガニ
カニは、まさに冬の味覚の王者。三国のカニが鼻の高いわけは、皇室献上ガニの地位を68回(平成6年で)も保っていること。しかも生きたままで水揚げされ、新鮮さナンバーワンを誇れるからです。漁期は雌が11月〜1月、雄は11月〜3月です。
新鮮な魚
三国の沖は、荒波にもまれた、おいしい魚の宝庫です。とりたての魚がそのまま、刺身になり、焼きもの、揚げもの、点ものになって食卓にのぼります。
PLAY
三国温泉ゆあぽーーと
日本海に沈む夕陽を見ながらお風呂につかるパノラマサイズの展望風呂が自慢。美容から健康まで幅広い効能を誇る泉質が、旅の疲れをいやしてくれます。
海浜自然公園
越前加賀海岸国定公園に属し、総面積は約22万m2。ここにキャンプ場、水性花園、芝生広場、花園、湿性植物園、遊具広場などがまとめてあるのです。尾瀬の木道のように段々畑に水をながし水化を浮かせた花菖蒲園は6月中旬が見頃。野鳥は、年中生息しているものや季節によってやってくるもの合わせて約50種も。
越前松島水族館
「芝政」からクルマで約10分ほどのところに、イルカショーやペンギンショーが見られる、越前松島水族館があり、ここには世界一大きいミズダコやズワイガニ。体長3mのドクウツボなど、珍しい海の魚がたくさんいます。動物園やプラネタリウムもあり、バラエティに富んだ1日を過ごせます。

 

 

 

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